(T-12)★解説:初級シスアド向け★(2000/03/16{ans17})
営業部では,部内のネットワークプリンタを共用している。プリンタは同一モ
デルのものが 2 台あり,パソコンからの出力は,空いているプリンタで自動的に
印刷される。プリンタの使用率を平均 50% 以下にしておくためには,次の条件で
何台までしかパソコンを接続できないか。
(1) パソコン 1 台当たりの印刷量は 1 時間に平均 30 ページ
(2) プリンタの印刷速度は,1 分間に 20 ページ
ア 15
イ 20
ウ 40
エ 80
■解答■
初級シスアド午前平成11年春問67
ウ 40
>1分に20ページ印刷できる。
>1時間では60分×20=1200ページ印刷できる。
>1200×2台×50%=1200
>パソコン1台あたり平均30ページ印刷する。
>1200ページ÷30ページ=40
どうもありがとうございました。
>この類の問題は一種でもよく出題されます。基本は以下の式です。
>λ:到着率(単位時間あたりに発生する仕事量)
>μ:処理率・サービス率(単位時間当りに処理できる仕事量)
>ρ:利用率・使用率=λ/μ
>
>以上を踏まえて
>(1) パソコン 1 台当たりの印刷量は 1 時間に平均 30 ページ
> →これはλ(到着率)のことを指しています。
> λ=30ページ/時間
> =0.5ページ/分(ここでは単位時間1分とした)
> 求めるパソコンの台数をn台とすると
> λ=0.5nページ/分
>
>(2) プリンタの印刷速度は,1 分間に 20 ページ
> →これはμ(処理率)のことを指しています。
> μ=20ページ/分
> ところが2台あるので印刷出来る量は2倍に増えます。
> μ=40ページ/分
>
>従って
>ρ=λ/μ=0.5n/40
>ρ≦0.5より(使用率を50%以下にしておく)
>0.5n/40≦0.5
>n≦40
>  ̄ ̄
>この利用率の考え方は通信ネットワーク問題でも同様に扱える上に、ここから
>更に待ち時間、応答時間を求める問題に発展するのでマスターするとお得です。
どうもありがとうございました。