(T-13)★解説:初級シスアド向け★(00/05/24{ans25])

 ある製品の製造において,100 個当たり 4 個の不良品が含まれることが分か
っている。製品出荷後に不良品を交換するには,費用として 1 個当たり 10,000
円かかる。不良品への対処手段のうち,費用が最も少なくすむものはどれか。

 ア 1 種類の検査を実施する。これによって,出荷前に不良品の 50%が発見
  できると予想される。検査にかかる費用は,1 個当たり 150 円である。

 イ 2 種類の検査を実施する。これによって,出荷前に不良品の 75%が発見
  できると予想される。検査にかかる費用は,1 個当たり 350 円である。

 ウ 3 種類の検査を実施する。これによって,出荷前にすべての不良品が発見
  できると予想される。検査にかかる費用は,1 個当たり 500 円である。

 エ 一切の検査を行わない。

■解答■
  初級システムアドミニストレータ午前平成12年春問15

 ア 1 種類の検査を実施する。これによって,出荷前に不良品の 50%が発見
  できると予想される。検査にかかる費用は,1 個当たり 150 円である。

> 単純に損益分岐点的な考えで解いてみました。
> 4個の不良品の交換費用は¥40,000だから
> それよりもっと少ないものを選びました。
>
> ア.
> 不良品の交換費用(40000)+検査費用(15000)
> =35000
>
> イ.
> 不良品の交換費用(35000)+検査費用(10000)
> =45000
>
> ウ.
> 不良品の交換費用(0)+検査費用(50000)
> =50000
>
> エ.
> 不良品の交換費用(40000)
> =40000

 どうもありがとうございました。

>100個製造するとして・・・
>
>    検査費用   交換費用    費用合計
>ア: 100 * 150 = 15,000     2 * 10,000 = 20,000 35,000
>イ: 100 * 350 = 35,000 1 * 10,000 = 10,000 45,000
>ウ: 100 * 500 = 50,000 0 * 10,000 = 0 50,000
>エ: 100 * 0 = 0 4 * 10,000 = 40,000 40,000

 どうもありがとうございました。